母さん。
ロマリア周辺でレベル稼ぎをしていたら、まとまったお金ができたので
はがねのつるぎを買ったんだ。
切れ味X-GUN！ 今まで苦労していた敵がバッサバッサ倒せるでやんの。
そんな感じで勢いがついちゃったもんだから、
カザーブよりさらに北に行ってみたんだ。そしたら町があったんだ。
でもここの人達、明らかにおかしいんだよ。
寝てんの。
他の人にも話しかけたんだけど、みんな寝ちゃってんの。
この町、わけわからんよ。何がどうなってるの？
まともに話できる人はおらんのかと町中をさまよってたら
町の奥にじいさんが一人いたんだ。
どうやら、エルフに呪いをかけられてこんなことになっちゃったみたい。
ゆめみるルビーとやらをエルフに返してやってくれと言われても
何のこっちゃわかんないけど、とりあえずボクは勇者だから
余命いくばくも無さそうなこのじいさんの頼みを聞いてあげることにしたんだ。
きんのかんむりもロマリア王に返さなきゃならないってのに。
最近のボク、大忙しです。
これから、ここから西にあると言うエルフのかくれのさとに向かうんだ。
母さん。
エルフのかくれむらに着いたよ。
あのじいさんは、確かエルフのかくれのさとって言ってたような。。。
まぁ、そんなことどうでもいいか。
そんなことより、母さん。この村で道具屋の娘に話しかけたら
何でよ？
そんなに人間が嫌いなのかい？
たとえ人間でもお客様はお客様。こんな言い方はひどいよね。
だからボクは女王に文句を言いに言ったんだ。
ひどすぎるじゃないか！
カッとなったボクは、ストレス発散のために近くにあった洞窟へ行ったんだ。
見つけちゃった。
そういえば、じいさんがゆめみるルビーがどうのこうのと言ってたね。
勢いで洞窟に来ちゃったけど、結果オーライだったよ。
あのじいさんが、ゆめみるルビーをエルフに返してくれと言ってたのを思い出したんだ。
あんな冷たいエルフがいる所には二度と行きたくなかったんだけど、
人助けだと思って行って来たんだ。
エルフの女王にゆめみるルビーを渡したら、お礼にめざめのこなをもらったんだ。
これであの町の眠ってる人達を起こしてやれってね。
あぁ、もちらんこれからあの町に向うよ。
母さん。
みんな寝ちゃってる町に着いたよ。
着いたらすぐ、めざめのこなをバラまいたよ。
はは、もちろん風向きのことも考えたさ。
そしたらみんな起きだしたんだ！
ここの町の名前はノアニールと言うみたいなんだ。
寝起きで悪いと思ったけどいろんな人と話をしたんだ。
ということで、ボクはアッサラームへ向かうよ。